
日帰り白内障/緑内障手術
白内障の治療には、点眼薬と手術があります。点眼薬は進行を遅らせることができますが、濁った水晶体をもとに戻すことはできず、視力を改善できる唯一の方法は手術です。当院では患者様のご負担が少ない日帰り手術を行っております。
また、当院では低侵襲に行える緑内障手術(MIGS) を日帰りで行っております。白内障手術と同時に行うことも可能です。眼圧を下げ緑内障の進行を抑えます。
日帰り白内障/緑内障手術の流れ
手術が決定したら、まず術前検査の日程を決めます。
目の精密検査や血液検査を行います。お薬手帳をご持参ください。
手術1週間前に、当日の流れや持ち物、注意事項をご説明します。
手術3日前から、感染予防のための目薬を開始していただきます。
ご来院いただき、体温や血圧を測定し、全身が落ち着いているか確認します。
散瞳剤(瞳を大きく広げる薬)を点眼し、手術の準備をします。
目薬による局所麻酔を追加した後、手術を行います。
消毒などの準備を含めて10分程度で退室いただけます。
病室で休憩後、術後の説明を受け、問題がなければご帰宅です。
手術当日は、安全のため車の運転はできません。公共交通機関やご家族の送迎でご来院ください。
定期的な通院 – 術後約半年
術後は安全のため約半年間、定期的に通院し経過を診ます。
術後1週間は特に感染しやすいため、翌日・翌々日など頻繁な受診が必要です。
後発白内障への対応
白内障の術後しばらくして、再度かすみ目が出ることがあります(後発白内障)。その場合は当院にて外来で行えるレーザー治療を行いますのでご安心ください。
副院長による豊富な手術実績
現在も副院長は、総合上飯田第一病院にて週1回手術を担当し、日々研鑽を積んでおります。
同病院眼科の2022年総手術件数は2,421件に上り、この豊富な経験が当院での安全で質の高い診療に活かされています。


※2024年は集計中です。

手術室

病室(一人部屋)

病室(二人部屋)

その他の日帰り手術・処置
緑内障
眼圧が高くなることで視野が狭くなる病気で、日本の失明原因第1位です。自覚症状が出にくく、気づかずに進行していることが多いのが特徴です。
当院では、低侵襲に行える緑内障手術(MIGS) を日帰りで行っております。白内障手術と同時に行うことも可能です。眼圧を下げ緑内障の進行を抑えます。
糖尿病網膜症
糖尿病により目の奥の血管が傷つき、進行すると失明に至ることもある病気です。かなり進行するまで自覚症状がない場合も多く、定期的な眼底検査が重要です。
進行を抑えるためのレーザー治療や、目のむくみ(黄斑浮腫)を改善するための硝子体内注射を日帰りで行っています。
加齢黄斑変性症
加齢により網膜の中心(黄斑)に障害が起き、ものが歪んだり、真ん中が見えにくくなる病気です。
新生血管の活動を抑える薬(抗VEGF薬)を目に注射する硝子体内注射を、手術室にて日帰りで安心して受けていただけます。

