白内障手術

白内障はさまざまな原因で水晶体(カメラのレンズにあたる部分)が濁る病気です。霞んだり、物が二重に見えたり、まぶしく見えるなどの症状が出現し、進行すれば視力が低下します。主な原因は加齢であり、50歳代で45%、60歳代で75%、70歳代で90%、80歳以上では100%が白内障と言われています。まれに若年者にみられる白内障もあります。

[治療法]

点眼薬や手術といった方法があります。点眼薬で進行を遅らすことができますが、濁った水晶体をもとに戻すことはできず、手術以外の視力改善方法はありません。

白内障手術の流れ

白内障手術は濁った水晶体を人工のレンズ(眼内レンズ)に入れ替えます。
当院では日帰り入院手術で行っております。
手術日当日は車の運転をすることはできませんのでお車での来院は控えてください。

手術が決まったら

手術が決まったら、まずは今後の流れについての説明を受け、 術前検査の予約をとります。

術前検査

目の精密検査および血液検査などを行います。
現在お薬を内服されている方は検査日にお薬手帳を持参してください。

入院説明会

手術1週間前に入院の説明(手術日の流れ、持ち物、注意事項など)を致します。

手術前

手術3日前から、目にいるばい菌を減らすために、目薬を始めます。

手術当日

① ご来院:
ご来院いただき、体温や血圧を測定し、全身が落ち着いているか確認します。
② 準備:
散瞳剤(瞳を大きく広げる薬)を点眼し、手術の準備をします。
③ 手術:
目薬による局所麻酔を追加します。
消毒などの準備を含めて15分程度で退室いただけます。
④ 手術終了後:
病室に移動し、術後の説明を行います。
痛みなど問題がないことを確認してからの帰宅となります。

手術後

手術後は安全のため、半年間通院していただき、点眼治療を致します。術後1週間はばい菌感染をおこしやすい時期です。術後は、翌日、翌々日、数日後の受診となります。その後は週1回、2週間に1回と様子をみつつ徐々に間隔があいていきます。一般的に多い合併症として、しばらく経過したあとに後発白内障を発症することがあります。そのため、半年経過後も数ヶ月毎の定期検診をされた方が安心です。後発白内障により視力が低下した場合はレーザー治療を当院にて行います。

総手術件数
2022年1月〜11月末現在
469件
総手術件数
2022年度
(1月~12月)
523件
※見込み
白内障手術 487件
緑内障手術 23件
翼状片手術 13件
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