コンタクトレンズを使用しますので、以下のような一般的なコンタクトレンズの合併症と同じものが発生します。しっかりとしたレンズケアで予防できるものもあります。
レンズによって角膜の表面(上皮細胞)が傷つけられることで発症します。コンタクトレンズの合併症で最も多く、点眼治療やコンタクトレンズの使用を中止することが必要になることもあります。
角膜の内側にある角膜内皮細胞は、一度障害を受けると、再生しないとされています。内皮細胞の数が減少すると、将来白内障手術が受けられなかったり、視力が低下し、角膜移植が必要となることがあります。オルソケラトロジー治療において、角膜内皮細胞の減少は認められていません。しかし、通常のハードコンタクトレンズ同様、レンズケアを怠ると、長期的に同じレンズを使用すると角膜内皮細胞が減少する可能性があります。そのため、当院では2年毎に新しいレンズに交換していただいており、精密検査時には角膜内皮細胞数も測定しております。
オルソケラトロジーのレンズは酸素透過性が高く、複雑な形状のため、通常のレンズより細菌を含む汚れが付きやすく、洗浄が不十分になりやすくなっています。洗浄が十分でない場合やレンズが清潔に保たれていない場合、角膜感染症を引き起こす可能性があります。緑膿菌やアカントアメーバによる感染は特に重篤な結果となり、失明につながることもあります。そのため、レンズケアを十分にしていただく必要があります。また充血や痛み、異物感などの症状が出た場合、無理にレンズの装用を続けず、早急に眼科にて診察を受けることをおすすめします。
主な自覚症状は、かゆみ、充血、目やになどです。原因は、レンズの汚れによるものがほとんどですので、レンズや専用レンズケースを清潔に保つ必要があります。また、専用レンズケースは定期的に新品に交換することをおすすめします。(当院では3ヶ月毎を推奨しています。)
2診:2診制です。
★手術日のため、2診は11:30まで。
休診日:火曜午後・土曜午後・日曜日・祝日・年末年始
疾患の内容により、同日にすべての検査が行えない場合があります。
ご不明な場合はお問合せ下さい